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Channel: EBook2.0 Forum »»ビジネスモデル
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プロジェクト指向出版:(5)なぜ、いまなのか

情報コモディティの生産と流通としての出版ビジネスは、オンラインが圧倒的に有利であり、アマゾンの優位はそこにある。しかし書店に引き籠っていてはグーテンベルク出版の最後の日を待つばかりだ。出版の主導性は、コモディティを超える社会的価値としての「大きな目標」を訴求し、実現する能力に懸かっている。 プロジェクト指向とは何か...

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プロジェクト指向出版:(4)価値からの再出発

サービスに使われることなく、使いこなすには、出版の目的を明確にし、達成しなければならない、というわけで本題に入る前にサービスについてしつこく述べてきたわけだが、理解いただけたかどうか。しかし出版が何のために存在してきたかを、いまほど痛切に感じられる時はない。目的さえ明確であれば、プロセスはコントロールできる。 版が仮想化しても結晶化された知識の価値は不滅...

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プロジェクト指向出版:(3)サービス化を超えて

デジタル(=サービス化)によって出版のエコシステムは一変しようとしている。出版に限ったことではないが、この転換には非常な痛みが伴う。出版における伝統的な仕事の価値観に多少とも浸し、そして様々な分野でのサービス化の現場を目にしてきた身としてはつらいものがあるが、出版を未来につなげていくために可能なことを考えるしかない。 サービス化によって出版が直面する2つのリスク...

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プロジェクト指向出版:(2)サービスのデジタル化の進展

「サービス」の説明をとばしてプロジェクト/プロセスの話をしたいと思ったが、出版におけるサービスの性格はとても複雑で、しかもデジタルによってサービスが変容したことが出版の変化をもたらしているので、そこの理解が共有できないとプロジェクトが重要といったところで具体論には進めない。そこでしばし寄り道するのをお許しいただきたい。 出版のエコシステムとデジタル化:個別から連携へ...

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プロジェクト指向出版:(1)コンテンツからサービスへ?

出版社にとって「版」は打ち出の小槌であり、それがプロダクトとしての本を生み出していた。しかし、いま版は確かな実体を失い、コンテンツもあまりに頼りない。多様な価値を読み取り、コントロールすることで出版の姿を変えている「サービス」は、しかし出版の中心主体にはなり得ないだろう。では、21世紀に本をつくりだす力は何なのだろうか。 活字=版の希少性の終焉...

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最強メディアへの道(1):デジタル化戦略

本フォーラムは、情報共有のレベルを<問題意識→論点→課題→目標…>と高めつつ、具体的なイニシアティブにつなげることを意図している。これまで多くの方に読んでいただいた「最強メディア」論(1)-(3)は、大まかではあるが、問題意識の共有を進める上で役に立ったと思われる。そこで次に解決すべき課題の確認に進みたい。コメント大歓迎。(鎌田博樹) 空白の20年と出版インフラのデジタル化...

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出版最強メディア論(2):マスの終焉と文字の復権

設備産業としての20世紀型(=マス)メディアの優位が終わったことは、本質的にマスとしては中途半端な出版にとって、積年のコンプレックスを払拭する機会を与えている。この機会を利用するためには、マスメディアの最後尾ではなく、Webメディアの最先端に鞍替えする必要がある。そんなに難しいことではない。もともと設備は持っていないのだから。(鎌田) You Are What You Read...

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出版最強メディア論 (1):絶滅危惧種に非ず

デジタルを奇貨として、出版はメディアの覇者となることができる、と前から主張してきた筆者だが、世界の大物出版人が、凋落する新聞、苦闘する雑誌を尻目にデジタル化の「勝利宣言」を発したことは重大だ。何が起きているか、また何をなすべきかが見えたことを意味しているからだ。このことをいま理解することは、決定的な意味を持っている。(鎌田) はじめに:デジタルの意味は誤解されてきた...

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メディアの危機ー(4):危機の本質

デジタル情報空間は、メディアの性格を大きく変えた。この環境では、メディアとコンテンツ/メッセージは固定的な関係から解き放たれ、ビジネス的に有意な結合をもとめて流動化し始める。「あるメディアのコンテンツはつねに別のメディアである」という、難解とされてきたマクルーハンのテーゼが、生きた意味を持ち始め、メディアの入れ子構造が、ビジネスの源泉となる。【連載第4回/鎌田博樹】...

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メディアの危機ー(3)デジタル情報空間の分離

メディアの商業的価値は、伝統的に情報の大量複製/配布にあり、その地位は手段とともに揺るぎないものだった。デジタルは紙と電波の価値を相対化し、既成メディアを窮地に立たせている。しかし、コンテンツを人質に、かつて優越的地位を約束した手段に引き籠るという対応は、この時代には自滅を選択したに等しい。なぜそうなるかを考えてみよう。【連載第3回/鎌田博樹】 2. デジタル情報空間の分離と旧メディアの危機...

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メディアの危機ー(2)知識コミュニケーションと出版

メディアはフルデジタルとなることで、リーチ・サイズを競ってきたゲームの性格を変えた。ユーザーのコンテクストを知ることから、柔軟で、持続的で、多様なビジネスモデルが生まれる。すでに社会がWebを通してそれを知ってしまった以上、既成メディアにも止めることは出来ない。それを無視して従来の方法を通そうとすることから消滅の危機が現実化する。【連載第2回/鎌田博樹】 1. 知識コミュニケーションと出版...

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「電書1兆円」は正夢:(5)市場は意味から生まれる

先月は、今月に3周年を迎えたMagazine の改修で Forumのほうは手を抜いてしまった。書きたいテーマは山ほどあり、やらねばならぬことも多いので、そろそろとリスタートしたい。まずは、5月に手をつけた「電書1兆円」連載から。今回は「物理的世界の本とサイバー空間のコンテンツの区別と連関」とでも言おうか。いちばん説明に苦労する部分。 「デジタル1兆円」には“デジタル・ファースト”...

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「電書1兆円」は正夢? (4):本はコモディティか

これまでの出版界では、本の売り方を真剣に考える習慣がなかった。どうにもならないと考えられてきたからだ。米国の5年間で出版社が学んだことは、本は映像やゲームなどと伍してやれる強いメディアであること、その強さは人と本との出会い(体験)によってのみ生まれること、そして読者に目を向けることで本に最適化したマーケティングが可能になることだった。 ガジェットではなく、本好きが市場を動かす...

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「電書1兆円」は正夢か? (3):書籍・雑誌一体改革

書籍市場が伸びるには、活字エコシステムにおける雑誌との連携を欠かすことは出来ないが、その雑誌はいま危機的な状態にある。出版社が書籍と雑誌も兼営する日本的出版のモデルは、21世紀にも適応可能だが、マーケティング的な意味で兼営のメリットが生まれるのは、現在の書店流通の上ではなく、デジタルコンテンツ/サービスとしてということになる。現在の書店流通は、書籍とその読者にとって機能していない。「1兆円戦略」には...

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「電書1兆円」は正夢か? (2)「活字離れ」の虚妄

楽天が「1兆円戦略」の根拠を発表してくれないので、筆者なりに検討してみた。ポテンシャルは十分すぎるほどあるのだ。これはオリンピックで金メダルを取ったり、ノーベル賞を取ったりすることが日本人にも出来るのと同じくらい確かなことだ。しかし、金メダルもノーベル賞にも、環境を整え、才能を育て、必要な努力を惜しまなければ…といった条件が付くように、「1兆円」の実現にも条件はある。実現方法に「条件を付けない」とい...

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「電書1兆円」は正夢か悪夢か? (1)はじめに

楽天が事業戦略として打ち上げた「20年・電子書籍1兆円」の評判がよくない。「根拠なき願望」「大言壮語」と評されているし、とくに出版界からの...

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職業としての出版(2.0)試論 (2):1. 希少性と価値

前回の記事からだいぶ経ったが、連載をスタートする。出版産業終焉論を、筆者は出版再構築論として読んだ。希少性は時代によって異なるが、出版に関する希少性は、活字と紙とインク、生産・配送手段のような物理的資源ばかりではない。それらがネットによって情報化されても、出版による価値実現のためのプロセスと技術には希少性はあるはずで、それに対応したスキルの再定義が適切に行われれば産業として消滅することはない。...

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職業としての出版(2.0)試論 (1):イントロ

先日、小宮山量平さんが大往生されたが、20世紀の出版人がこの世を後にし、出版の技術的・経済的基盤が転換する中で、職業としての出版について考えてみたいと思いついた。直接のきっかけは「出版は進化せず、消え去るのみ」というクレイ・シャーキイ氏の発言だ。とりあえずは、出版がどうなるかではなく、出版で何をしたいのか、何をすべきなのかが問題なのだと思う。...

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Amazonとつき合う5ヵ条:(5) 価格決定法

「いい値」で売れるのであれば、世の中には売り手ばかりになる。市場を重視する社会ではそれはない。だがいくつかの世界で「いいね」が通用する。税金、保険料、公共料金…公権力の絡む世界だ。そして出版、新聞、NHK。これらは情報を遍く行き渡らせるという「民主主義に不可欠な」役割の公共性が評価され、「チェックすべき」相手の公権力から「いいね」特権が認められている(??)。しかし、出版物は公共料金とは違う。需要の...

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Amazonとつき合う5ヵ条:(4) ブックビジネス

サプライチェーン・カンパニーとしてのアマゾンとそのビジネス/テクノロジーについて、あえて出版から離れたマクロな観点で解説してきた。ではこの会社が変えた21世紀(つまりデジタル中心)のブックビジネスはどのようなものか。人生の大半を20世紀に過ごしてきた筆者だが、それはすでに遠い過去であることを認めないわけにはいかない。21世紀の現実はユーザーのサービス指向とビジネスのサービス主導ということだ。サービス...

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